walking in the bookstore

2005年3月5日
今日、久しぶりにのんびり本屋さんに行ってきました。大宮のジュンク堂書店を一時間半かけてゆっくりまわってきたのですが、とても充実した気分で大満足です。

高校生になって電車通学を始めた頃から、用がなくても本屋と電気屋にいくのが習慣になっています。僕には、この二つにまめに足を運んでいれば世の中の流れに遅れることはないという根拠があるんだかないんだか分からない自論があるのですが、ともかく大型書店、または電気店のある町に出かけたら必ずと言っていいほど足を運びます。

さすがに友達と遊びに行くときまで無理に行ったりはしないんだけど、特に本屋には行くだけで満足というか、あの本に囲まれている感じがたまらなく好きです。ちなみに、しょっちゅう本屋に行って何を立ち読みするのかと思うかもしれないんですが、僕は立ち読み目的に行くというよりは、本屋に行ったらまんべんなくフロアを歩き回るのを常にしています。必ずしも毎回ではないですが、児童書から学習参考書、国内旅行ガイドに料理・趣味のコーナー、哲学書、情報技術書コーナーまでだいたい隅から隅まで歩いてどんな本があるのか見てまわります。

その歩き方も僕なりのパターンがあるのですが、僕は歩きまわりながら、そのコーナーの本の分量やレイアウトなんかに気をとめたりしています。最近の大型書店なんかでは特にそうなんだけど、注目の本、お勧めの本なんかは表紙が見えるように横に並べてあったりするじゃないですか。そういうのを見ていくと、今そのジャンルでどんなことが注目されているかがだいたい見えてきます。

ついでにそのコーナー内でジャンル別の本の分量とレイアウトを見ると、例えば国内旅行のコーナーを見てみると関東や地元特集以外では圧倒的に京都関連が多くて手の届きやすい所に並べられていることに気がつきます。加えて最近では沖縄関係、特に沖縄に住もう!とか、離島に住もう!といった旅行を少し超えた別荘計画、またはまるごと移住して人生を楽しもうといったタイプの本が増えてきた気がします。同じコーナーでも時間とともに少しずつそのレイアウトや分量が変わって、どんなことが今注目されているのかが見えてくるように思うんですよね。だからなるべく定期的に本屋に行こうと心がけたりしています。

ちなみに一番お気に入りのコーナーはどこかというと、これはなぜか辞書・辞典のコーナーだったりします。昔は自分好みの国語辞書を選ぶのに命を懸けたりしていたんだけど、今はもっぱら眺めるだけです。眺めるだけなんですが、あの分厚い本のアカデミック具合というか、ああ、ここには人類の知識の結晶が集められてるんだなあなんて考えて勝手に感慨深く思ったりしています。

しかし、世の中には本当にたくさんの辞典というやつがあってお馴染み人名事典やことわざ辞典の他に、ちょっと中身の気になる「世界哺乳類和名辞典」とか、埼玉一県でくくるほど出身者が多かったのかと思ってしまう「埼玉俳諧人名辞典」とか、枕言葉的にちょっと手に取るのがためらわれそうな「文章プロのための日本語表現活用辞典」とかたくさんの辞典があります。う〜ん、人間の知識欲の果てしなさを感じるかどうかはともかく、世の中には色んなジャンルがあってそれぞれに命をかけている人がいることは間違いなさそうですね。深いなあ。

ちなみに、この「ジュンク堂」というちょっと変わった名前の由来は、創業者の工藤淳さんの姓と名をひっくり返したものなんだそうです。日本の本屋は店によって価格が違わないので本の量と種類、並べ方(見せ方)が気になるところなんだけどジュンク堂はいいですね。他の大型書店に比べてかなり僕好みでいい感じです。椅子も置いてあるので座って本が選べるのもいいですよね。

ちなみに今日は一時間半まわって、けっきょく閉店間際に三冊買って帰ってきました。内容は渡辺純一の文庫本、そば通〜江戸ソバリエが選ぶ旨い蕎麦88〜、週刊神社紀行です。さて、何から読もうかな。これで一週間は楽しめそうです♪

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