古本あさりが止まらない
2005年6月19日「人との出会いが一期一会であるように、本との出会いも一期一会である。迷ったら、買う。これは研究者にとって必要な姿勢だと言えるであろう」
これはかの有名な教育者、松田松陰が弟子に伝えた言葉。ではなく、これから偉大な教育学研究者として名を残すであろう僕の指導教官が、本代をケチって娯楽費に回したどうしようもない教え子である僕に向かってため息混じりに伝えた言葉です。
僕は今までもまあそれなりに本は買って読んでいたほうだと思うんだけど、いわゆる古本屋に通って古書や絶版本を探すということはしたことがありませんでした。
ここで指導教官のいう本と言うのは、新品のものもいうんだけど、主に古書、古本のことを指していて、つまり研究者の中には、本当に音楽が好きな人がマニアックなレコード屋でレア物のCDを探すみたいに古本屋でマニアックな本を探したりする人が多いわけです。で、なんと最近僕もついにその領域に足を踏み入れてしまいました。古本屋に行くのが楽しくてしょうがないです。古本漁りが止まりません。
研究者同士の飲み会に行くと、よく「最近○○の原著見つけちゃったんですよ!4万円もしたんですけど思い切って買っちゃいました!(笑顔)」みたいな会話がちらほら見られて、つい最近までは心の中で「うわ〜、わっかんねぇ…」って思ってたんだけど、まさか自分がそうなるとは思ってもみませんでした。まあ、まだ元値の数十倍とかで本を買うことはないんですが、買う人の気持ちがわからないことはない、というところまではきてしまいました。なんでも突っ込むと一般常識では見えない価値が見えるようになるんですね。う〜ん、いいことだか悪いことなんだか。
ちなみに、この間も踏み切り待ちの間にふと目に入った古本屋に入ってブレヒトと言う人の演劇論集を買ってしまいました。ちなみにこの本、初版が40年前の本で、さすがにお金の価値が違っているものの定価の2倍以上の値段でちょっとだけどうしようか考えました(それでも1000円台だったんだけど)。でもこの本もいまや絶版な本なので、思わずレジに持っていってしまいました。で、読んでみたらやっぱり面白かったです。迷ったら買う。う〜ん、確かに間違いじゃないかもですね。特に研究者なら。
そんな訳で、今週だけですでに5冊も買ってしまいました。童話集から結婚論なんてのまで楽しく読んでいます。さらに図書館の書庫で「農村舞台の総合的研究」なんていうこれまたマニアックの極みみたいな本を見つけてしまったんですが(ここ20年で貸し出された回数、なんと1回)これがまた面白い!840ページもある超分厚い本なので全部は読めないと思うのですが、こういう研究も面白いなあって思ってしまいました。本もいいですよね。やめられません。
まあ、でも研究者の中には本の買いすぎによる家計の圧迫で家庭が崩壊の危機に陥ったり、家の床が抜けるなんていうちょっとありえない事態を引き起こす人もいるくらいだから気をつけないとですね。僕はようやく月に一度夜勤を増やして、いっぱいになってしまった本棚の横にダンボールで自作の収納棚を作った程度なのでまだまだです。まあ、でも人に迷惑さえかけなければここまで夢中になれるものがあると言うのはうれしいことだと思います。そんな訳で、明日も2冊届く予定。頑張って読破するぞ!!
これはかの有名な教育者、松田松陰が弟子に伝えた言葉。ではなく、これから偉大な教育学研究者として名を残すであろう僕の指導教官が、本代をケチって娯楽費に回したどうしようもない教え子である僕に向かってため息混じりに伝えた言葉です。
僕は今までもまあそれなりに本は買って読んでいたほうだと思うんだけど、いわゆる古本屋に通って古書や絶版本を探すということはしたことがありませんでした。
ここで指導教官のいう本と言うのは、新品のものもいうんだけど、主に古書、古本のことを指していて、つまり研究者の中には、本当に音楽が好きな人がマニアックなレコード屋でレア物のCDを探すみたいに古本屋でマニアックな本を探したりする人が多いわけです。で、なんと最近僕もついにその領域に足を踏み入れてしまいました。古本屋に行くのが楽しくてしょうがないです。古本漁りが止まりません。
研究者同士の飲み会に行くと、よく「最近○○の原著見つけちゃったんですよ!4万円もしたんですけど思い切って買っちゃいました!(笑顔)」みたいな会話がちらほら見られて、つい最近までは心の中で「うわ〜、わっかんねぇ…」って思ってたんだけど、まさか自分がそうなるとは思ってもみませんでした。まあ、まだ元値の数十倍とかで本を買うことはないんですが、買う人の気持ちがわからないことはない、というところまではきてしまいました。なんでも突っ込むと一般常識では見えない価値が見えるようになるんですね。う〜ん、いいことだか悪いことなんだか。
ちなみに、この間も踏み切り待ちの間にふと目に入った古本屋に入ってブレヒトと言う人の演劇論集を買ってしまいました。ちなみにこの本、初版が40年前の本で、さすがにお金の価値が違っているものの定価の2倍以上の値段でちょっとだけどうしようか考えました(それでも1000円台だったんだけど)。でもこの本もいまや絶版な本なので、思わずレジに持っていってしまいました。で、読んでみたらやっぱり面白かったです。迷ったら買う。う〜ん、確かに間違いじゃないかもですね。特に研究者なら。
そんな訳で、今週だけですでに5冊も買ってしまいました。童話集から結婚論なんてのまで楽しく読んでいます。さらに図書館の書庫で「農村舞台の総合的研究」なんていうこれまたマニアックの極みみたいな本を見つけてしまったんですが(ここ20年で貸し出された回数、なんと1回)これがまた面白い!840ページもある超分厚い本なので全部は読めないと思うのですが、こういう研究も面白いなあって思ってしまいました。本もいいですよね。やめられません。
まあ、でも研究者の中には本の買いすぎによる家計の圧迫で家庭が崩壊の危機に陥ったり、家の床が抜けるなんていうちょっとありえない事態を引き起こす人もいるくらいだから気をつけないとですね。僕はようやく月に一度夜勤を増やして、いっぱいになってしまった本棚の横にダンボールで自作の収納棚を作った程度なのでまだまだです。まあ、でも人に迷惑さえかけなければここまで夢中になれるものがあると言うのはうれしいことだと思います。そんな訳で、明日も2冊届く予定。頑張って読破するぞ!!
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