1680円の弁当

今日、母が外出ついでに弁当を買ってきてました。母曰く、美味しそうだから買ってきたので昼ごはんにでも食べてくれと言うんだけど、その値段を見てびっくり。なんと、、

その弁当は1680円だったのです。

弁当には豪華な海の幸がふんだんに敷き詰められていて、もう見るからに旨そうでした。結局、昼は別に食べていた僕は夜にその弁当を一人自室で食べました。食べながらちょっと思ってしまいました。

こんな、高価な弁当をふらっと買ってきて、さらっと昼にでも食べてなんて言ってしまう両親は変な意味じゃなくてすごいなあ、偉いなあ、と。

僕はまあ今年で26で、来年からは働いて所得を取ろうとは考えているもののいまだ大学院生ですっからぴんの身分です。さすがに、周りの同級生なんかでも働いてる人がほとんどだし、僕の両親ももちろん僕と同い年の時には働いてたし（結婚もしていた）、飢える心配のない自宅にいて、金を家に入れるでもなく、そんな僕が昼に1680円の弁当を食うだけのことをやってるのかと言われたら、今日は何となく考えてしまうものがあった。もちろん、大学院に進学を決めた時点で、こういう状態は充分視野に入れてたし、卒業したらそれなりの働きを持って恩返ししていこうとは思ってるんだけどね。今日は、なんとなく親に感謝しつつも肩身の狭い思いで弁当を食い、お茶を飲み、食器を片付けました。小さくため息をつきながら。

そんな夜。